高知市にある「鏡ダム」の概要！特徴もご紹介

高知市へのお引っ越しをご検討中の方は、周辺の自然環境や防災施設について気になっているかと思います。
とくに、暮らしの安全を支えるインフラや地域の魅力を知っておきたい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高知市にある「鏡ダム」についてご紹介いたします。

「鏡ダム」の概要

「鏡ダム」は、高知市鏡今井地区にある鏡川総合開発事業の一環として建設された多目的ダムです。
1963年に着工し、1967年に完成した重力式の構造で、堤高は47m、堤頂長は150mです。
総貯水容量は、9,380千㎥にのぼり、防災や水資源確保に重要な役割を果たしています。
完成後は、高知市の洪水防止や上水道・工業用水の供給、さらには発電に至るまで、多方面に活用されています。
また、1979年には、吉野川総合開発事業により高知分水が実現し、水供給能力がさらに拡充されました。
宗安寺地点での洪水調節では、計画流量のうち180㎥毎秒をダムで調節し、下流域の安全を守っています。
そして、ダムの管理は24時間体制でおこなわれており、安心して暮らせる地域社会の維持に貢献しています。
周辺は、整備された公園となっており、自然と触れ合える場所として市民にも親しまれているのです。

●所在地：高知県高知市鏡今井
●アクセス：高知自動車道伊野インターチェンジより高知市役所鏡庁舎方面へ車で約30分

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「鏡ダム」の特徴

「鏡ダム」は、治水・利水・発電の3つの機能を併せ持ち、高知市の暮らしを支える重要な施設です。
大雨時には、流入量の一部を貯留することで、鏡川下流域の住宅や農地を災害から守る働きを担っています。
利水面では、上水道や工業用水を安定的に供給し、都市活動や産業の基盤として大きな役割を果たしています。
取水口からの流水を調整することで、効率的な水資源の活用が図られているのです。
また、河川維持用水を通じて、鏡川の水質や自然環境の保全にも貢献し、市民の憩いの場としての価値も高めています。
春には、桜が咲き誇る花見スポットとして賑わい、夏や冬にはライトアップイベントも実施されています。
そして、観光資源としての整備も進んでおり、ダムカードの配布や周辺地域との連携イベントがおこなわれているのです。
高知市中心部から県道6号線を利用して、約15分で到達できるアクセスの良さも魅力の1つです。
近年では、周辺の酒蔵や温泉施設との連携も進み、交流人口の拡大にも貢献しています。

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まとめ

「鏡ダム」は、治水や利水、発電など多機能を備えたダムとして高知市の生活基盤を支えています。
自然環境の保全や観光資源としての活用も進み、地域全体の活性化に寄与しています。
高知市へのお引っ越しをご検討中の方は、ぜひ「鏡ダム」の役割と魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
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