大規模マンションが売りにくい理由は?売却のタイミングとコツも解説

大規模マンションが売りにくい理由は?売却のタイミングとコツも解説

大規模マンションの売却を検討する際、他の物件と比べて売却が難航しやすい点に注意が必要です。
維持費の高さや競合物件の多さ、買い手がつかないリスクなど、特有の事情が売却活動に影響します。
この記事では、売却の最適なタイミングや成功させるための工夫について、具体的に解説します。

大規模マンションを売却する際に売りにくいとされる理由

大規模マンションは富裕層をターゲットにしているものが多く、一般的な物件と比べて設備やサービスが充実している傾向にあります。
売りにくいとされる理由の1つは、それらを維持するための費用が高額である点です。
マンション全体の規模が大きいほど、修繕にかかる費用も高くなります。
総戸数が多いため、同時期に売り出される物件が複数ある可能性も高く、競合相手が増える分売りにくくなるのが実情です。
長期間買い手が見つからないと、売れ残りのイメージがついてしまって、さらに売却が難しくなります。

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大規模マンションの売却に適したタイミング

売り出すのに適したタイミングとしては、大規模修繕前がおすすめです。
もともとの金額設定が低かったり、工事の追加や値上げがあったりすると、工事のあとで修繕積立金が値上げされるケースがあります。
工事が始まる前が良いのは、購入希望者に与える印象に影響があるためでもあります。
工事中は足場が組まれてシートで覆われるので、建物内が暗くなるだけでなく、外の景色も見えないことが内覧に影響を与えるのです。
また、住まなくなって3年目以内の大規模マンションであれば、3,000万円特別控除が適用できます。
他にも要件はありますが、適用されれば譲渡所得にかかる税金の節約が可能です。

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大規模マンションの売却を成功させるコツ

売り出す際には、相場に近い価格を設定するのが、売却を成功させるコツです。
大規模マンションは、価格を釣りあげて転売する投資目的の取引によって、相場より高くなっている場合があります。
自宅用に購入したマンションとは異なるため、相場を調べて適正な価格を設定しましょう。
センスの良い家具や生活雑貨でモデルルームのように室内を演出する、ホームステージングをおこなえば、物件の価値を上げる効果を期待できます。
その他に、不動産会社に依頼して、購入希望者を対象に入札制を取り入れる方法もあります。
期間を指定して買値を入札してもらう方法で、最初に金額が提示されるため、値下げ交渉に対応する必要がありません。
希望金額よりも入札額が低かったとしても、相場の把握に役立ちます。

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まとめ

大規模マンションが売りにくいのは、設備などの維持にかかる費用が高額であったり、同時期に売り出される物件が多かったりするためです。
大規模修繕前や住まなくなってから3年以内が、譲渡所得税の特例措置を適用できるため売り出すタイミングに適しています。
売却を成功させるには、相場に近い価格を設定し、ホームステージングなどをおこなって物件の価値を上げるとよいでしょう。
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