不動産を売却時におこなう物件調査とは？具体的な種類や内容を解説

マンションや一戸建てといった不動産の売却を検討する時、不動産の査定を不動産会社に依頼することになります。
今ではインターネットでの一括査定といった方法も取れますが、それはあくまで簡易査定であるため、最終的には実際の状態を確認する物件調査が必要です。
そこで今回は、不動産の物件調査とはなにか、具体的な調査の種類や内容、流れについて解説します。

物件を見に来て査定してもらう物件調査とは?

物件調査とは、不動産会社が売却を予定している不動産の詳細や特徴を調べる作業のことです。
不動産知識を持たないもの同士が取引をおこなう際に、適切な価格設定の把握やトラブルを未然に防ぐためにおこなわれています。
主に、物件概要の聞き取りや現地調査、役所調査などの調査をおこない、不動産の状態を総合的に判断して査定額を決めています。
この物件調査の内容は、不動産会社によって重視する項目が違うため、最終的に提示される金額に違いが生じることも覚えておきましょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却の税金について！税金の種類と節税方法を解説

物件の種類による物件調査の内容

売却を検討している不動産によって、物件調査での見る項目にも違いが生じます。
当たり前ですが、マンションと一戸建てを同じ調査項目で査定することはありません。
マンションの場合、一戸建てと違い、そのマンションの共有スペースや管理規約等といったものがチェックされる項目です。
とはいえ、共有スペースやマンションの管理規約というのは、個人でどうにかできるものではないため、ありのままを不動産会社に伝えることが重要です。
逆に一戸建てでは、マンションと違い土地付きであることから、その土地も物件調査の対象となります。
また、マンションよりも建築構造の種類があるので、その点の調査をはじめにおこなわれます。

▼この記事も読まれています
不動産売却の際に確定申告は必要？必要書類や申告期間などを解説

不動産売却時におこなう物件調査の流れ

まず、不動産会社に物件調査を依頼すると、売主への聞き取り調査がおこなわれます。
住宅ローンの残高状況や税金・マンションの管理費の滞納状況などの内容を聞き取りします。
次におこなわれるのが、現地調査です。
不動産会社の担当者が実際に赴き、不動産の状態だけでなく、交通機関や隣接道路の状況などを確認します。
その後不動産に関する記録を確認する登記事項調査や、不動産の建築基準や法令による制限の有無を書くにする役所調査をおこないます。
最後に、インフラ設備が整っているかの調査をして、周辺物件の取引事例を調査するまでが物件調査の流れです。

▼この記事も読まれています
不動産売却時の消費税は課税される？非課税になるケースと注意点とは

まとめ

物件調査は、不動産知識のない方が適切な売却価格を知るために、不動産会社が不動産の詳細や特徴を調査する作業のことです。
マンションと一戸建てで調査内容が異なり、マンションでは共有スペース、一戸建てでは建築構造などが調査されます。
物件調査では、まずはじめに売主への聞き取り調査がありますので、ありのままを不動産会社へ伝えましょう。
高知市で不動産を探すなら株式会社タイヘイにお任せください。
お住まいのことでお悩みなら、お気軽にご相談ください。