任意売却で買い手がつかない理由について!対策も解説

任意売却で買い手がつかない理由について!対策も解説

任意売却とは、ローンが残っている不動産を債権者の同意を得て売却することであり、返済の継続が困難なケースなどで多く利用されます。
しかし、任意売却は必ず売却が成立するわけではなく、買い手がつかない場合は大きなトラブルに発展するケースも少なくありません。
今回は、任意売却で買い手がつかないとどうなるか、買い手がつかない理由と対策について解説します。

任意売却で買い手がつかないとどうなる?

住宅ローンを組んで購入した不動産には抵当権が設定されているので、返済が滞った場合は資金を回収するために競売にかけられます。
任意売却は多くの場合競売より高額での売却が可能なので、売却価格が残債より少なかった場合でも返済の負担が軽減可能です。
しかし、期限までに任意売却の買い手が見つからなかった場合、物件はそのまま競売にかけられてしまいます。
競売が完了した時点で債務者は自宅を失い、売却資金は残債の返済に充てられます。
返済の負担は任意売却の場合より重くなるため、自己破産が必要になる可能性もあるでしょう。

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任意売却で買い手がつかない理由

任意売却で買い手がつかない理由としてまず考えられるのは、価格が高いことです。
一般の売却と同様に、相場から大きく離れた高い価格の物件は売り出してもなかなか買い手がつきません。
不動産市場の動向には波があるので、需要の少ない時期に売り出した場合もなかなか買い手が見つからない可能性があります。
購入希望者が現れても内見から先に進まない場合は、その対応に問題があるかもしれません。
内見の印象は購買意欲に大きく関わるので、準備が不充分だったり態度が悪かったりすると、なかなか購入を決めてもらえないでしょう。
また、任意売却は特殊な売却方法なので、任意売却の経験がない不動産に相談した場合も、スムーズに売却が進まない可能性があります。

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任意売却で買い手がつかない場合の対策

任意売却で買い手がつかない際の対策としてまず考えられるのは、価格設定の見直しです。
近隣地域の売買成約価格をチェックして相場を把握し、適切な価格設定で売り出しましょう。
中古住宅販売サイトは500万円単位や1,000万円単位でフィルターがかけられるので、多く人目に触れるためには2,500万円ではなく2,498万円で売り出すといった対策も有効です。
また、内覧の準備と対応に力を入れることも重要です。
できるだけ内覧希望に応じられるように余裕を持ったスケジュールを確保し、事前の掃除やアピールポイントの整理といった準備を済ませておきましょう。
早期売却や高額売却を目指す場合は、任意売却を専門に扱う不動産会社を選ぶのもおすすめです。

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まとめ

任意売却とは債権者の同意を得たうえで残債がある不動産を売却することであり、住宅ローンの返済が困難なケースの救済措置として多く使われます。
しかし一定期間内に買い手がつかない場合はそのまま物件は競売にかけられてしまい、自宅を失ったうえで負担の重い返済を続けなければいけません。
スムーズな売却のためには、買い手がつかない理由と対策をしっかり把握し、任意売却が得意な不動産会社を選ぶことが大切です。
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